 |
一つ前の画像に戻る |
 |
次の画像に進む |
 |
アサギマダラ リストヘ |
 |
3D昆虫園リストへ |
 |
SRS能力開発法の
HP表紙に戻る |
|
 |
■福島県北塩原村から鹿児島県喜界島に58日で1452km移動した(SRS1894)
/グランデコスキー場/喜界島川嶺/パラレル法
[解説]
福島県北塩原村で2004年8月25日に標識したアサギマダラが、
58日後の10月22日に、鹿児島県喜界島の川嶺で再捕獲された。
SRS1894がその個体である。上下にその出発時の写真を示す。
出発地は、3D昆虫園のAsagi22で示したグランデコスキー場である。
SRS1894は、スキー場のヨツバヒヨドリの群落で吸蜜していた。
飛んだ方向は南西方向で、移動距離は約1452kmにもなる。
到着地の喜界島は奄美大島の東海上約25kmにある小さい島だ。
なぜかこの島には、毎年秋にたくさんのアサギマダラが集まる。
多数のアサギマダラがこの島に集まる本当の理由は未だに謎である。
上の写真はSRS1894の左側の翅の様子で、比較的新鮮だ。
下の写真では移動前に腹部に十分な栄養を蓄えていた様子が伺える。
下の写真は右側の翅の様子で、後翅に裂け目がある。
極めて大型の強い台風23号が本州を通過したのが前日21の朝だった。
移動後の様子を福島さんの撮影した画像で見ると右翅の破損が増えた。
58日も飛んでいる間にあちこちで損傷を受ける機会があったのだろう。
この蝶がとらえられた22日には私は奄美大島でSRS個体を探していた。
小さな生き物が台風にも負けずに千km余も飛んでいくのは何ともすごい。
この自然界の不思議な出来事に豊かな想像力を働かせてみよう。
【上の写真はパラレル法で立体視ができるのでやってみよう】
【下の写真は立体視ができないので、要注意】
---SRSは地球の能力開発---
---心の中の自然を育てよう---
【撮影・解説:栗田昌裕 041020記】
画像の無断複製・無断使用を禁じます。

以下は参考 <詳細情報>
【移動情報】福島県グランデコスキー場 8/25 → 喜界島 10/22 (SRS1894)
■福島県北塩原村桧原荒砂沢山 → 鹿児島県喜界島川嶺
南西方向 へ 約1452km 移動(移動日数: 58 日)
標 識:SRS1894 デコ 8/25
性 別:♂
標識地:福島県福島県北塩原村桧原荒砂沢山 グランデコスキー場
東経140度7分53秒 北緯37度42分36秒
標識日:2004年8月25日 15時29分
標識者:栗田昌裕
備考 :晴れ。約25℃。ヨツバヒヨドリを訪花中。画像5枚あり。
鮮度中程度。左後翅の前縁近くに裂け目あり。
腹部はよくふくらんでいる。
再捕獲地:鹿児島県大島郡喜界町 川嶺
東経129度57分50秒、北緯28度17分34秒
再捕獲日:2004年10月22日 10時04分
再捕獲者:福島 誠
備考 : 晴れ、約26℃。鮮度 並。
シロノセンダングサ吸蜜
「キカイ MF 2681 10/22 カ」追記放蝶。
 |
一つ前の画像に戻る |
 |
次の画像に進む |
 |
アサギマダラ リストヘ |
 |
3D昆虫園リストへ |
 |
SRS能力開発法のHP表紙に戻る |
|
|